管理栄養士がおすすめする”免疫力”を高める栄養素!
免疫とは、細菌やウイルスなどの病原体が体に入ってきたときに、病原体の力を失わせて“からだを守る仕組み”のことです。この仕組みを担っているのが、白血球をはじめとする免疫細胞です。
免疫細胞の活性化には、
ビタミンC・ビタミンEなどが効果的です。
ビタミンC
ビタミンCには、免疫細胞の働きを高める効果があります。人は体内でビタミンCを作ることができないため、食事から必要な量を補給することが大切です。
1日に必要なビタミンCの量は100 mgです。
ブロッコリー
1個(200 g)中 280 mg
ピーマン
1個(35 g)中 27 mg
かぼちゃ
1/8個(250 g)中 110 mg
※可食部換算
ビタミンE
体の中に入った酸素の一部は、細胞の老化や炎症などを引き起こす活性酸素というものに変わります。ビタミンEには、この活性酸素を取り除く働きがあります。
1日に必要なビタミンEの量は、男性が6.5 mg、女性が6.0 mgです。
アーモンド
18粒(20 g)中 4.4 mg
ほうれん草
1束(200 g)中 4.2 mg
かぼちゃ
1/8個(250 g)中 12.3 mg
※可食部換算
その他に・・・
その他、免疫力を高める栄養素としてファイトケミカルがあります。ファイトケミカルとは、植物の色や香り、えぐ味などの成分のことで、五大栄養素と食物繊維に続く「第7の栄養素」として注目されています。ファイトケミカルには多くの種類がありますが、中でも特におすすめなのは、イオウ化合物、ポリフェノール、β-グルカンです。これらには、抗酸化作用や免疫細胞を活性化させる作用があります。
免疫力を高めるために、これらの食材を意識して普段の食事に取り入れていきましょう。ただし、特定の食材に偏った食事にならないよう、食べ過ぎには注意しましょう。